10セルテのメンテ 3 組付け編(ラインローラー2BB化)

ペコ

2012年02月12日 21:34



ペコです。いつもご訪問ありがとうございます。


先回の続き、10セルテのラインローラーを1BB→2BB(ボールベアリング)化します。



目的と狙い:

魚とのファイトをするのに有効な、「ドラグ機能」を活用した時に、張っている糸がいかに滑らかに出ていくかが重要で、


ラインローラーは、より平滑に、滑り出していくラインに追従して回転しなければなりません!


ラインへの摩擦熱・擦れ劣化等負担を軽減する目的です。

大物とのファイト、ダウンサイズ化している極細PEライン、青物、シーバス、大型烏賊など。等に有効だと思います。









まず先回の不具合項目、


「ラインローラーが正常に回らなかった原因」



ですが、


行きつけの釣具屋さんへ持ち込み相談したところ、

ラインローラーに純正で付いていたボールベアリング(10セルテは、元々1BB)が潮噛みで回転が固くなっており性能が

低下
してました。


パーツクリーナーで数回、洗浄、拭き取りをし、グリスアップを施しましたが回転が滑らかに戻ることはありませんでした。


結局、純正ボールベアリングも新規交換することにし、新品を追加で頼んで

今回部品が揃い再度、交換着手です。


今回はBB追加と、純正BBの交換の2つを行いました。







ちなみに、先回の分解で問題指摘として挙げた、「ラインローラーの固定ネジのねじ山の赤い色」のところは

”緩み止めの固着剤”が着いているとの事でした。








この写真は、ベールから、ラインローラーを分解して配置順番に並べた所です。


写真の一番左が、純正のプラ素材ローラー 1部品で、これをボールベアリング(3部品構成)に交換。

写真の右から2番目が、回転不良の問題になった純正ボールベアリングで、新品に交換しました。


組み付け手順は、

分解時の手順をそのまま遡って組むだけです。

分解記事はこちら






ラインローラーの回転状況を検査します。





→ドラグを緩めておいて、(手で糸が楽に引き出せるレベル)で、ラインローラーに、糸を当て這わせて、

引っ張って、回転を確認します。(←実際に魚が掛かり、引いている状態を再現)







ラインローラーが糸の送り出しに合わせて回っているかを確認して完成!







ちなみに、先回の分解で問題指摘として挙げた、「ラインローラーの固定ネジのねじ山の赤い色」のところは

”緩み止めの固着剤”が着いているとの事でした。


ラインローラーは放っておくと、潮噛みする事が分かったのと同時に

定期的に分解して洗浄・グリスアップが必要だと認識しました。


比較的安価で、カスタムできましたし、手を加えたことで愛情も増えました。


もっとコアな人は、ラジコンカーなどに使用されるボールベアリング等を組み込む方もみえるようです。


回転性能は高いようですが、純正品よりもこまめなメンテも必要のようです。


紹介して於いて、歯切れが悪いのですが、分解は、個人の責任に於いて行ってください。



ラインローラー2BB化 着手編は>>>こちら

ラインローラー2BB化 分解編は>>>こちら





今回使用した、純正品とは別に社外品も多く出ております。



HEDGEHOG STUDIO(ヘッジホッグスタジオ) 10セルテート 1003~3000用 MAX14BB フルベアリングチューニングキット









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